京都工芸繊維大学

やわらかさデザイン研究室

研究概要

変形挙動の数理的解明の実現とその社会的な実用化への展開

学術的ベース:固体から液体までの変形解析の実用理論

  • 実験と解析による理論展開
    実験と解析による理論展開
  • 実験と解析による理論展開
  • さまざまな素材を対象とできる研究プロセスの根底には、学術的に裏付けられた理論体系が存在します。特に、材料力学という観点をベースにしながらも、その解析については現在も課題を抱えているあらゆる分野へ適用することを意識して取り組むことによって、金属から人の身体まで身の回りにある全てを研究対象とする実用展開へ取り組んでいます。

    この取組みよっては、高性能な機械システムの設計開発を実現したり生物運動や医療技術の実用化も可能としていますが、併せて学術的にも様々な観点から検証が施されることによって、提案してきた成果の信頼性の高さを実証、より確実なものとすることにもなっています。

社会・産業な応用展開:理論から応用・実用化、さらに展開まで実践

  • 理論の製品化
    理論の製品化
  • 医療デバイス
    医療デバイス
  • これまでの研究成果は、かつて主なものは学術雑誌への投稿や国際会議での発表であったものの、現在においては産業の基盤技術の発達発展を実際かつ直接的に支援する形態によって社会へ貢献する段階へ至っております。

    研究の端緒となった固液連成問題の解析技術については、溶接プロセスの課題解決には現在でも携わっていますが、医療分野では動脈に関わる検査デバイスの研究開発のためのシステム開発で利用されるところに至っています。また変形評価テクノロジーについては、特に軟素材の変形挙動を簡便に調べられる計測テクノロジーの考案と装置の実用化によって、さまざまな分野・業界で横断的に使われる計測システムを世に出すまで至っています。

    さらに、これらのテクノロジー進歩に伴って顕在化してきた新たな諸課題についても、取り組む分野や地域を限定せずに取り組んできた実績を基盤として、これまでにないテクノロジーを創出する好機と考えて解決しています。

複雑系を有する柔軟素材の評価開発テクノロジー研究とそれによる社会・産業への貢献実践

研究進展によるテクノロジー展開:工学から社会への展望展開

  • 大学発のコアテクノロジー
  • ○大学シーズの社会展開:

    培ってきた技術シーズをベースとしながら、さまざまなビジネス展開を萌芽・育成することにより、さらなるテクノロジー発展を促していきます。

    ○新テクノロジーによる社会貢献:

    先進的な取組みが多い大学の研究シーズの活用を目指して、とくに社会ニーズの高い課題の解決に取り組みます。このためには、特に密な企業との交流を通じてスムーズな展開を目指します。

特徴あるテクノロジーによる展開構想:素材の研究・創出テクノロジーを核とする研究拠点の構築

  • 研究拠点の構築
  • ○組織の特徴を意識した取組み:

    モノづくりに関わる実績を背景として、まず特徴的なデザイン拠点を専攻内において構築します。特に、変形に関わる研究テクノロジーをベースとして、産業的・社会的に課題が多い「やわらかさ」に関わるテーマを解決できる体制(拠点)を構築していきます。

    ○「日本」発「世界」展開:

    地球上でも特徴的の多い日本で生れた技術を活用して、さらに世界展開に取組みます。このプロセスでは、大学のみならず、企業と連携することで社会の活性化も意識し、進出拠点(京都)および進出先(世界)の共栄を果たすことを目指します。

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